10月のケネス・ルオフ氏をゲストに招いた道場は、
期待通り充実した内容になった。
又、楽しい時間だった。
但し、2部の質疑応答の時間に長々と自分の感想?だけを述べるような人もいた。各地から参加してくれた皆さんは、そういう特定の参加者の意見を聴く為に、
わざわざ時間もお金も使って集まっているのではないはずだ。
質疑応答コーナーの趣旨をもう一度、確認する必要があるかも知れない。11月10日は第85回道場が九州・福岡で開催される。
テーマは「九州は男尊女卑か?」。
このテーマが決まった経緯は知らない。
別に、九州の皆さんに敢えて喧嘩を売る為にこのテーマにしたのでは、なさそうだ。
道場の魅力の1つは、天下国家つまり「公(おおやけ)」の問題を論じながら、
決して日常の身近な感覚や「私(わたくし)」の領域を軽視したり、切り捨てたり
しない点にあるだろう。両者を繋ぐ「回路」を重視する。
今回のテーマは、そういう道場の特色を生かすのにうってつけのテーマではないだろうか。
しかも、当日、会場では貴重な「大よしりん絵コンテ展」も開催される。
応募の締め切りは10月30日。
もう目の前に迫っている。
これを見逃すな。なお「大よしりん絵コンテ展」という展示会の名前については、
「大版画展」といった名前の付け方だろう。
「大」は「絵コンテ」に掛かる語であって、恐らく「よしりん」に掛かる語ではあるまい。
日本人で「大」を付けて敬意を表された人物と言えば、「大楠公(だいなんこう、
楠木正成〔くすのきまさしげ〕)」とか、「大西郷(だいさいごう、西郷隆盛)」など、
ごく限られている。
「大手塚」という呼び方も余り聞かない気がする。
もし「大」が「よしりん」に掛かっているなら、既に“漫画の神様”手塚治虫を凌駕し、
大西郷等に肩を並べるという位置付けになるのだが。【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/
BLOGブログ
前の記事へ田原総一朗氏に敗れたり!
育児という重大事次の記事へ